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第11章 リファレンス

この章は、操作中にあとから引くためのリファレンスです。詳しい使い方は各章で説明しているので、ここでは機能名、操作、設定範囲を短く確認できる形にまとめます。

ファンクション一覧

ファンクションは、SHIFTを押しながらステップ・ボタンや該当ボタンを押して使います。

操作内容
SHIFT + C(EXIT)メニュー終了、戻る
SHIFT + C#(ENTER)決定
SHIFT + D(SHUFFLE)シャッフル設定
SHIFT + D#(LAST)ラスト・ステップ設定
SHIFT + E(STEP 1-16)1〜16ステップへ切り替え
SHIFT + F(STEP 17-32)17〜32ステップへ切り替え
SHIFT + F#(FILL TRG)パターン終わりにフィルインを挿入
SHIFT + G(FILL PTN)フィルイン用パターン番号を設定
SHIFT + G#(RANDOM RHYTHM)リズム・パターンをランダム生成
SHIFT + A(RANDOM BASS)ベース・パターンをランダム生成
SHIFT + A#(PTN CLEAR ALL)選択中パターンを削除
SHIFT + B(PTN CLEAR INST)選択中インストのパターンを削除
SHIFT + C(DELAY)ディレイ設定
SHIFT + OCT-(REVERB)リバーブ設定
SHIFT + OCT+(MENU)メニュー表示
SHIFT + SLIDE(WRITE)パターン保存

STEP 1-16STEP 17-32FILL TRGRANDOMPTN CLEAR系は、実行後に元の画面へ戻ります。それ以外は、値を設定してからC(EXIT)で抜けます。

よく使うショートカット

操作内容
PATTERN + ステップ1〜4バンク1〜4を選ぶ
PATTERN + ステップ10オーバードライブ設定
PATTERN + ステップ11ベース波形設定
PATTERN + ステップ12サイドチェイン設定
PATTERN + ステップ14リズム・パターンをリロード
PATTERN + ステップ15ベース・パターンをリロード
PATTERN + ステップ16パターン全体をリロード
PATTERN + TEMPO/VALUEマスター・プロバビリティー
インスト・ボタン + TEMPO/VALUE各インストのパターンを前後にシフト
BASS + KYBD + TEMPO/VALUEベースをトランスポーズ
SHIFT + インスト・ボタンインストをミュート/解除

ショートカットは便利ですが、ライブ中に使うものから覚えるのがおすすめです。まずはバンク切り替え、ミュート、リロード、マスター・プロバビリティーだけでも十分に演奏の幅が出ます。

メニューの開き方

  1. SHIFT + OCT+(MENU)を押します。
  2. TEMPO/VALUEで項目を選びます。
  3. インスト・ボタンまたはC#(ENTER)を押して値を表示します。
  4. TEMPO/VALUEで値を変更します。
  5. C(EXIT)でメニュー一覧へ戻ります。
  6. もう一度C(EXIT)で終了します。

音作り系メニュー

メニュー設定範囲・選択肢内容
Muteインスト点滅/点灯インストを一時的にミュート
Gain0〜200選んだインストのゲイン
Tune-128〜127選んだインストのピッチ
Decay-128〜127選んだインストの余韻
PanL64〜C0〜R63左右の定位
Attack0〜255バス・ドラムのアタック
Snappy0〜255スネアの響き線の音量
Color-128〜127タム系のノイズ量
TomTom 1 / Tom 2タム・パートの音色
Hand ClapClap / Noise Tom / High Tomクラップ・パートの音色
Open HiHat Tempo SyncOff / Onオープン・ハイハットの余韻をテンポ連動
Bass WaveSaw / Squareベース波形

シーケンサー系メニュー

メニュー設定範囲・選択肢内容
Rhythm AccentOff、1〜255リズム・アクセントの強さ
Bass AccentOff、1〜255ベース・アクセントの強さ
Pattern SyncOff / Once / Alwaysリズムとベースの切り替わり同期
Rhythm Step Scale16 / 32 / 8-3 / 16-3リズムのステップ・スケール
Bass Step TripletOff / Onベースの3連符グリッド

Pattern Syncは、リズムとベースのパターン長が違うときに重要です。Offではそれぞれの終わりで切り替わり、Onceでは切り替え直後だけ先頭がそろい、Alwaysではリズムの先頭に合わせてベースも先頭に戻ります。

エフェクト系メニュー

メニュー設定範囲・選択肢内容
Overdrive OnOff / On選んだインストのオーバードライブ
Overdrive Drive0〜127オーバードライブのゲイン
Overdrive Level0〜127選んだインストのODレベル
Delay SyncOff / Onディレイ・タイムをテンポ同期
Delay to Reverb Send0〜127ディレイからリバーブへのセンド
Side ChainOff、1〜100サイドチェインの深さと持続時間
Side Chain Ducking/GateDucking〜Off〜Gate対象ごとのダッキング/ゲート
Side Chain Time Ratio0.5〜2.0サイドチェイン効果時間の倍率
Side Chain Trigger SourceBD / SD / Clap / Tom / CH / OHトリガーにするインスト

MIDI/同期/USB系メニュー

メニュー設定範囲・選択肢内容
Sync Clock1、2、3、4、6、8、12、241拍あたりのSYNCクロック数
Rhythm MIDI Channel1〜16、OffリズムのMIDI送受信チャンネル
Bass MIDI Channel1〜16、OffベースのMIDI送受信チャンネル
TX Program ChangeOff / Onパターン切り替え時にPCを送信
RX Program ChangeOff / OnPC受信でパターン切り替え
Program Change Channel1〜16パターン切り替え用PCチャンネル
MIDI Clock SyncAuto / Int / MIDI / USB同期信号の選択
ThruOff / OnMIDI INをMIDI OUTへ出す
USB Direct OutOff、1〜127USB出力音量とVOLUMEの関係
AIRA LinkOff / OnAIRA LINK対応機器とのUSB接続

SYNC IN端子が接続された場合は、MIDI Clock Syncの設定に関係なくSYNC INのクロックに同期します。

パターン管理メニュー

メニュー内容
Reload選択中パターンを最後に保存した状態へ戻す
Reload Rhythm選択中パターンのリズムだけ戻す
Reload Bass選択中パターンのベースだけ戻す
Copy現在のパターン全体を指定パターンへコピー
Copy Rhythm現在のリズム・パターンを指定パターンへコピー
Copy Bass現在のベース・パターンを指定パターンへコピー

コピーは、保存先番号をTEMPO/VALUEで選び、C#(ENTER)で実行します。C(EXIT)でキャンセルできます。

主な仕様

項目内容
ユーザー・パターン数64
シーケンサーRHYTHM INST 6パート、BASS 1パート、32ステップ
インスト・トーンバス・ドラム、スネア・ドラム、ハンド・クラップ、タム、クローズド・ハイハット、オープン・ハイハット、ベース
エフェクトDelay、Reverb、Overdrive、Side Chain
ディスプレイ7セグメント4桁 LED
接続端子SYNC IN/OUT、MIX IN/OUT/PHONES、MIDI IN/OUT、USB Type-C
電源充電式リチウムイオン電池、USBバス電源
消費電流500mA
電池寿命約4.5時間
充電時間約3時間
外形寸法188 × 106 × 36.2 mm
質量310 g

電池寿命と充電時間は使用状況によって変わります。充電には、パソコンなどのUSB端子、または5V/500mA以上の市販USB電源アダプターが必要です。

MIDIノート番号

MIDIインプリメンテーション・チャートでは、ベースのノート番号は12〜96、リズム・インストは次のノート番号として示されています。

インスト送信ノート番号受信ノート番号
Bass Drum3635、36
Snare Drum3838、40
Hand Clap5048、50
Tom4745、47
Closed HiHat4242、44
Open HiHat4646

初期のMIDIチャンネルは、Bassが2、Rhythmが10、Program Changeが16です。各チャンネルはメニューで1〜16またはOffに変更できます。

シグナル・フロー

Roland T-8 シグナル・フロー

画像出典: Roland T-8 取扱説明書 Version 1.02 / シグナル・フロー

シグナル・フローを見ると、各インスト、エフェクト、MIX IN、USB入出力の関係を確認できます。音が想定した場所に出ない、USB録音でレベルが合わない、エフェクトのかかり方がわからないときは、この図に戻ると整理しやすくなります。

参考