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第3章 本体操作とプロジェクト管理

SEQTRAKで迷いやすいのは、プロジェクト、トラック、パターン、シーンという単位が重なっているためです。この章では、制作中に何を操作しているのかを見失わないように、本体操作を整理します。

操作単位をもう一度整理する

単位操作の例注意点
ProjectPROJECT ↑ + Drumキーで切り替え切り替え前のプロジェクトは自動保存される
Trackトラックノブを押して選択停止中は押すと試聴できる
Patternトラックノブを回して切り替え各トラック最大6パターン
StepDrumキーでオン/オフ1ページ16ステップ
SceneソングモードでDrumキーに割り当て最大16シーン

普段の制作では、まずTrackを選び、Patternを決め、その中のStepを編集します。曲の展開を作るときにSceneを使います。

プロジェクトを切り替える

プロジェクトは本体に8つ保存できます。工場出荷状態では、プロジェクト1〜3にデモデータが入り、プロジェクト4〜8はKICKの1ステップだけが入った状態です。

  1. PROJECT ↑ボタンを押したままにします。
  2. Drumキー18のいずれかを押します。
  3. 選択中のプロジェクトに対応するDrumキーが黄色に点灯します。

再生中にプロジェクトを切り替えると、再生は停止します。外部MIDIクロック同期中の特殊な切り替え動作もありますが、最初は停止してから切り替える方が安全です。

保存の考え方

SEQTRAKは、プロジェクトを電源オフ時やプロジェクト切り替え時に自動保存します。通常の制作では、保存ボタンを探す必要はありません。

ただし、練習中に「いまの状態へ戻りたい」という地点を作るには、一時保存を使います。

  1. PROJECT ↑を押しながら、選択中プロジェクトのDrumキーを押します。
  2. 一時保存されると、あとで復元できる状態になります。
  3. 復元するときは、PROJECT ↑を押しながら水色に点灯しているDrumキーを押します。

一時保存は1つだけです。電源を切ったりプロジェクトを切り替えたりすると削除されます。

テンポとスイングを決める

テンポはプロジェクトに保存されます。最初は120 BPMから始め、作りたいジャンルに合わせて動かします。

操作手順範囲
テンポ変更BPM+ / BPM-を押す5300 BPM
テンポを細かく変更BPM+ / BPM-を押しながらALLノブを回す5300 BPM
読み込み時のテンポに戻すBPM+BPM-を同時に押すプロジェクトを開いた時点
メトロノーム切り替えALLノブ + BPM+オン/オフ
スイング変更SWING、またはSWINGを押しながらALLノブ-58 ticks+58 ticks
スイング初期化DELETE + SWING0 ticks

スイングは偶数ステップの発音タイミングをずらします。1ステップは120 ticksなので、+10+20 ticks程度から試すと変化を把握しやすいです。

パターンを切り替える

各トラックにはパターンがあります。基本はトラックノブで切り替えます。

やりたいこと操作
1トラックだけ即時切り替えトラックノブを回す
1トラックだけ予約切り替えトラックノブを押しながら回す
全11トラックを即時切り替えALLノブを回す
全11トラックを予約切り替えALLノブを押しながら回す
Drumキーで予約切り替えトラックノブを押しながらDrumキー16を押す
Drumキーで即時切り替えトラックノブを押しながらDrumキー16をダブルタップ

予約切り替えは、ローンチクオンタイズのタイミングで切り替わります。デフォルトは16ステップです。ライブでは、即時切り替えより予約切り替えの方がリズムを保ちやすいです。

ローンチクオンタイズを変える

ローンチクオンタイズは、予約切り替えが実行される周期です。

  1. PROJECT ↑ボタンを押しながらALLノブを回します。
  2. 1小節単位で変えたい場合は、ALLノブを押しながら回します。
  3. グローバルメーターに小節数、Drumキーにステップ数が表示されます。

最初は16ステップのままにします。2小節単位で展開を切り替えたい場合は32ステップにします。

パターンの長さを変える

パターン長は、1、2、4、8小節から素早く選べます。細かく設定する場合は1〜128ステップで指定できます。

  1. 編集したいトラックを選びます。
  2. BAR LENGTHボタンを押して、1、2、4、8小節を切り替えます。
  3. 細かく設定する場合は、BAR LENGTHを押しながらトラックノブを回します。
  4. 1小節単位で変える場合は、トラックノブを押しながら回します。

Drumトラックでは、PAGEボタンを押しながらDrumトラックノブを回す方法でも長さを変えられます。長さを短くしても、範囲外のデータは消えずに保持されます。長さを戻すと、データも戻ります。

パターン数を3から6に増やす

各トラックのパターン数は、3個から6個へ増やせます。

  1. 増やしたいトラックノブを押したままにします。
  2. 青色に点灯しているDrumキー46のいずれかを押します。
  3. パターン数が6個になると、Drumキー46が白色に点灯します。

6個から3個へ戻す場合は、トラックノブを押しながらDrumキー46を同時に押します。最初は3パターンのままで十分です。イントロ、メイン、ブレイクを作りたくなったら6個に増やします。

パターンを削除する

選択中のパターンを消す場合は、削除したいトラックだけを対象にします。

  1. 削除したいトラックのパターンを選びます。
  2. DELETEボタンを押しながら、そのトラックノブを押します。
  3. 削除が完了すると、対象トラックのLEDランプが赤色に点滅します。

全トラックの選択中パターンをまとめて消す場合は、DELETEボタンを押しながらALLノブを押します。これは影響が大きいので、練習以外では慎重に使います。

パターンをコピー&ペーストする

良いループができたら、別パターンへコピーして展開を作ります。

  1. コピーしたいパターンを選びます。
  2. トラックノブを押しながら、コピー元のDrumキーを2秒以上長押しします。
  3. コピーに成功すると、グローバルメーターが白色に点滅します。
  4. トラックノブとPAGEボタンを同時に押しながら、ペースト先のDrumキーを押します。
  5. ペーストに成功すると、ペースト先のDrumキーが1秒間点滅します。

ALLノブを使えば、全トラックのパターン構成をまとめてコピーできます。曲の展開を作るときは、まずメインパターンをコピーし、HATやPERCだけ変える方法が扱いやすいです。

トラックをミュート/ソロにする

操作手順
ミュートMUTEボタンを押しながらトラックノブを押す
ミュート解除同じ操作をもう一度行う
全ミュート解除MUTEボタンを押しながらALLノブを押す
ソロSOLOボタンを押しながらトラックノブを押す
ソロ解除同じ操作をもう一度行う

ソロを使うと、調整したいトラックだけを聴けます。ミュートは曲の展開作りにも使えます。

次に試すこと

次の章では、Drumトラックを使って、ステップ入力、ページ切り替え、マイクロタイミング、サブステップ、発音確率を具体的に試します。

参考