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第2章 最初のプロジェクトを作る

この章では、プロジェクト4を使って、1小節のループを作ります。目標は、KICK、SNARE、HAT、SYNTH 1、SYNTH 2、SAMPLERを少しずつ鳴らし、SEQTRAKの制作手順を体で覚えることです。

作るものはシンプルです。テンポは120 BPM、長さは1小節、KICKは4つ打ち、SNAREは2拍目と4拍目、HATは8分刻み、SYNTH 1は短いベース、SYNTH 2は2音のメロディ、SAMPLERは1回だけ鳴る声や効果音にします。

準備する

まず練習用のプロジェクトを選び、テンポとメトロノームを設定します。

  1. [/PLAY]ボタンを2秒以上押して電源を入れます。
  2. PROJECT ↑ボタンを押しながらDrumキー4を押します。
  3. BPM+またはBPM-を押してテンポを120 BPM付近にします。
  4. 細かく合わせたい場合は、BPM+またはBPM-を押しながらALLノブを回します。
  5. メトロノームが必要なら、ALLノブを押しながらBPM+ボタンを押します。

メトロノームがオンのときは、グローバルメーターが白色に点灯します。録音に慣れるまではオンにしておくと安心です。

1小節の長さを確認する

最初は1小節、つまり16ステップで作ります。長いパターンはあとから作れるので、ここでは短いループを確実に完成させます。

  1. KICKノブを押してKICKトラックを選びます。
  2. BAR LENGTHボタンを押して、長さが1小節になるようにします。
  3. 他のトラックも同じ考えで、まずは1小節から始めます。

Drumトラックの長さは、PAGEボタンを押しながらDrumトラックノブを回しても変更できます。1小節は16ステップです。

KICKを4つ打ちにする

Drumキーは、1ページあたり16ステップのグリッドとして使います。KICKを4つ打ちにする場合は、1、5、9、13をオンにします。

  1. KICKノブを押します。
  2. Drumキー15913を押して点灯させます。
  3. [/PLAY]を押して再生します。
  4. 4つ打ちでKICKが鳴ることを確認します。

間違えたステップは、もう一度同じDrumキーを押すとオフになります。

SNAREまたはCLAPを入れる

次に、2拍目と4拍目にSNAREまたはCLAPを置きます。16ステップの1小節では、5と13が2拍目と4拍目です。

  1. SNAREノブを押します。
  2. Drumキー513を押します。
  3. 必要ならCLAPノブを押し、同じくDrumキー513を押します。
  4. SNAREとCLAPを両方入れた場合は、どちらか一方をあとで下げる前提にします。

最初はSNAREだけで十分です。CLAPを重ねると派手になりますが、ビートの空間が早く埋まります。

HATで速度感を出す

HATは8分刻みから始めます。Drumキー13579111315をオンにします。

  1. HAT 1ノブを押します。
  2. Drumキー13579111315を押します。
  3. 再生して、KICKとSNAREに対してHATが細かく刻むことを確認します。

HATが忙しい場合は、371115だけにして裏拍の刻みにします。逆に細かくしたい場合は、1〜16をすべてオンにして16分刻みにします。

SYNTH 1でベースを入れる

ここではSYNTH 1をベースとして使います。リアルタイム入力よりも、まずは弾いて音域を確認してから録音します。

  1. SYNTH 1ノブを押します。
  2. OCTAVEボタンを押すか、OCTAVEボタンを押しながらALLノブを回して、低めの音域にします。ベースは-1または-2から始めます。
  3. Synthキーを押して、鳴る音を確認します。
  4. ALLノブを押しながらKEYボタンを押し、Drumキーを鍵盤入力モードにしてもかまいません。
  5. Recordキーを押して録音を開始します。
  6. KICKに合わせて、1拍目と3拍目に短いベースを弾きます。
  7. もう一度Recordキーを押して録音を止めます。

録音時のクオンタイズは、デフォルトでオンです。オン/オフを切り替える場合は、ALLノブを押しながらRecordキーを押します。クオンタイズがオンのときは、グローバルメーターが白色に点灯します。

SYNTH 2で短いメロディを入れる

SYNTH 2は、上物として2〜3音だけ使います。音数を増やすより、ビートとベースの隙間に置くことを優先します。

  1. SYNTH 2ノブを押します。
  2. OCTAVE0または+1にします。
  3. 必要ならSCALEボタンで弾きやすいスケールを選びます。
  4. Recordキーを押します。
  5. 2拍目の後や4拍目の前など、SNAREと重なりすぎない位置に短く弾きます。
  6. 録音を止めて、ループを聴きます。

弾いたタイミングが思ったより詰まっている場合は、SYNTH 2のノート数を減らします。SEQTRAKはトラック数が多いため、最初からすべてを詰め込まない方がまとまりやすいです。

SAMPLERに短い音を入れる

SAMPLERには、7つのSynthキーにサンプルを割り当てられます。ここでは、内蔵マイクで短い声や手拍子を録って、1回だけ鳴らします。

  1. SAMPLERノブを押します。
  2. サンプルを割り当てたいSynthキーを押します。選択中のSynthキーが赤色に点滅します。
  3. REC SAMPLEボタンを押して録音を開始します。
  4. 声、手拍子、机を叩く音など、1秒程度の音を入れます。
  5. もう一度REC SAMPLEボタンを押して録音を止めます。
  6. Recordキーを押して、作ったサンプルを1小節のどこかに1回だけ演奏します。

1サンプルあたりの録音可能時間は16秒です。録音をやり直したい場合は、サンプリング中ならDELETEボタンを押しながらREC SAMPLEボタンを押してキャンセルできます。

音量をざっくり整える

最初のループができたら、ミキサーモードで音量を整えます。

  1. ALLノブを押しながらVOL+ボタンを押してミキサーモードに入ります。
  2. Sound Designノブ2を押してVOLUMEを選びます。
  3. 各トラックノブを回して音量を整えます。
  4. KICKとSYNTH 1を基準にし、HAT、SYNTH 2、SAMPLERを少し下げます。
  5. もう一度ALLノブを押しながらVOL+ボタンを押してミキサーモードを終了します。

目安として、KICKとベースを主役にし、HATとサンプルは「聞こえるが前に出すぎない」位置にします。

一時保存しておく

プロジェクトは電源オフやプロジェクト切り替え時に自動保存されますが、練習中は一時保存を使うと、戻りたい状態を作れます。

  1. PROJECT ↑を押しながら、現在選択中のプロジェクトに対応する黄色点灯のDrumキーを押します。
  2. これで現在の状態が一時保存されます。
  3. 戻したいときは、PROJECT ↑を押しながら水色に点灯しているDrumキーを押します。

一時保存できるプロジェクトは1つだけです。プロジェクトを切り替えたり電源を切ったりすると、一時保存した状態は削除されます。

次に試すこと

次の章では、本体操作とプロジェクト管理を整理します。パターン切り替え、パターン長、削除、コピー、テンポ、スイングを理解すると、ここで作った1小節ループを曲に育てやすくなります。

参考